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2023年1月 医療薬学に「Effect of Collaboration between a Community Pharmacist and Physical Therapist for Patients with COPD」の論文掲載
薬局薬剤師と理学療法士の連携が慢性閉塞性肺疾患患者の治療効果に与える影響
抄録
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,呼出障害であるため吸入薬を吸うことが難しい.COPD患者に対して,薬剤師と理学療法士が連携し吸入指導に呼吸法の練習を取り入れること(リハ吸入連携)が,吸入方法,及び臨床指標値の改善につながるかを検討した.吸入方法スコア(息吐,吸気,吸気時間,息止:0(不良)~8点(良好)),及びFEV1,CATスコア(0(良好)~40点(不良)),6MWTの臨床指標値をリハ吸入連携0ヵ月,3ヵ月時点で測定した.対象は39名であった.吸入方法スコアは,病期ⅠとⅡでは中央値6.0から8.0(P < 0.001),病期ⅢとⅣでは3.0から7.0(P < 0.001)と改善した.また,吸入方法の軽度改善群(0—3点)に比べて,十分な改善群(4—8点)では,病期ⅠとⅡにおいて6MWT(軽度 vs 十分,0 m vs 48 m,P = 0.005)を,病期ⅢとⅣにおいてFEV1(-0.10 L vs 0.02 L,P = 0.013)とCATスコア(1.0 vs -3.0,P = 0.024)を改善した.リハ吸入連携がCOPD患者の吸入方法スコアを改善し,吸入方法が十分に改善した者は臨床指標値を改善することを示した.リハ吸入連携は,COPD治療における薬物療法の効果を十分に得る上で重要である.
リハ吸入連携.PDF
2023年1月 社会薬学に「配布物活用がかかりつけ薬剤師制度に与える影響」の論文掲載
配布物活用がかかりつけ薬剤師制度に与える影響—かかりつけ薬局機能を満たす群と満たさない群との比較— (jst.go.jp)
【目的】
2025年にはすべての薬局がかかりつけ薬局としての機能を持つという方向性が打ち出されたが、この制度が患者に十分に周知されていない。本研究では、かかりつけ薬剤師に関する配布物の活用が、新たにかかりつけ薬剤師制度を利用した患者数、相談者数および相談内容に与える影響を明らかにすることを目的とし、かかりつけ薬局機能の評価指標(KPI)を用いて、KPI薬局群と非KPI薬局群に分類し比較、検討した。
【方法】
かかりつけ薬剤師に関する配布物の配布前期間(配布前)を2021年6から8月とし、配布期間(配布期)を2021年9から11月として配布前から配布期における、新規かかりつけ患者数、相談者数および相談内容を調査し、KPI薬局と非KPI薬局で比較した。
【結果】
新規かかりつけ患者数の中央値(四分位範囲)は、KPI薬局群(7軒)では、配布前0人(0.0、1.5)から配布期4人(2.5、10.5)と増加したが(P = 0.019)、非KPI薬局群(4軒)では、配布前、配布期ともに0人(0.0、0.0)であった。相談内容のうち、残薬および健康に関する相談件数の割合が、KPI薬局群では配布期にそれぞれ増加したが(P = 0.031、0.047)、非KPI薬局群では増減する相談項目はなかった。
【結論】本研究は、KPI薬局群において、配布物の活用が、かかりつけ薬剤師制度の利用者拡充につながることを示した。KPI薬局で配布物を活用することは、患者が薬剤師の職能を理解し、かかりつけ薬剤師制度のメリットを実感する上で役立つであろう。
2022年3月1日 日経DI 特集「患者が薬を嫌がるとき」に記事が掲載
2021年8月31日 スター薬局柞田店、サンシャインスター薬局が健康サポート薬局の認定取得
スター薬局グループでは、観音寺市にあるスター薬局大野原店、スター薬局柞田店、サンシャインスター薬局の3店舗が健康サポート薬局の認定を受けています(2021年9月現在)。
【健康サポート薬局とは】
厚生労働大臣が定める一定基準を満たしている薬局で、かかりつけ薬剤師・薬局の基本的な機能に加え、病気予防や健康情報を発信して地域の皆さまが健康で豊かな生活が送れるようお手伝いする薬局です。スター薬局の「健康サポート薬局」は処方箋薬・市販薬や健康食品に関する相談はもちろんのこと、食事・栄養摂取に関することまで気軽に相談できます。経験豊富な薬剤師が常駐していますので、健康に関するお悩みはお気軽にご相談ください。
2021年5月3日 フレイルとポリファーマシー等との関連性について論文が掲載(JPHCS)
原文記事を読む(外部リンク)
Abstract
Background: Frailty is an urgent concern among an aging population worldwide. However, the relationship between frailty and number and types of medications has not been studied in detail among early-stage older patients, and it is unclear what prescriptions may have a role in preventing frailty. This study aimed to clarify the effects of number of medications and use of potentially inappropriate medications (PIMs) on frailty among early stage older outpatients in Japan.
Methods: A cross-sectional study was undertaken. Frailty scores and medications of outpatients aged 65–74 years who regularly visited community pharmacies were investigated. Frailty scores were classified as 0 (non-frailty), 1–2 (pre-frailty), and ≥ 3 (frailty). The association between frailty and number of medications was analyzed by age and compared between PIM use and non-use groups. The proportion of patients who used PIMs was also analyzed by frailty score.
Results: Of 923 older outpatients, 49 (5.3%) and 318 (34.5%) patients had frailty and pre-frailty scores, respectively. The numbers of medications among patients with pre-frailty and frailty were significantly higher than among those with non-frailty (p < 0.001 for both). A similar increase was shown for PIM use groups aged 69–71 and 72–74 years, but not for the PIM use group aged 65–68 years and all groups without PIM use. An increasing linear trend was observed for the relationship between the proportion of patients who used any PIM, as well as some subcategories of PIMs (such as NSAIDs, benzodiazepines, loop diuretics and antithrombotic drugs) and frailty score.
Conclusions: Unnecessary medication use among early-stage older outpatients, especially patients aged ≥69 years who use PIMs and many medications, seems to be associated with frailty, but further research is needed to confirm these findings.
2020年12月21日 社会薬学会誌にケアカフェ観音寺の取り組みが掲載
【目的】日本の地域包括ケアを推進する上で、医療介護福祉職間の連携が求められている。しかしながら、医療介護福祉職間で情報交換する機会は少ない。医療介護福祉職間の顔の見える関係を構築するケア・カフェ🄬に取り組み、医療介護福祉職間の連携の程度の変化を評価し、また参加回数を調べた。
【方法】ケア・カフェ🄬の参加者は、医療介護福祉職間の地域連携の程度を測定する質問紙に回答するよう、初回参加及び約1から2年後に依頼された。回答は、連携の程度を表す5ポイント尺度(合計点数と6つの下位尺度点数)、参加者が連携をどのように感じているか、地域において彼らを支援するスタッフの数として評価された。
【結果】36人が回答した(薬局薬剤師12人、介護支援専門員10人、理学療法士5人、病院薬剤師3人、その他6人)。それらのうち、22人(61.1%)が3回以上参加した。尺度の合計点数、5つの下位尺度点数、良い連携と評価した人の割合、支援者の数は、最初の参加から有意に増加した。13人(36.1%)(それらの全ては3回以上の参加)は、その参加が実践的な連携につながったと回答した。
【結論】ケア・カフェ🄬は、地域における医療介護福祉職間の連携を改善する可能性がある。より多くの参加は、その連携を促進するかもしれない。
2020年11月1日 日経DIクイズ 服薬指導篇に記事が掲載
国内初の3成分配合喘息治療薬であるエナジアの特徴についてまとめました。
2020年9月2日 呼吸ケア・リハ学会誌に「吸入指導連携」の論文掲載
吸入指導 呼吸ケアリハ2020.PDF
医療機関と連携した保険薬局における吸入実技 指導が喘息患者の臨床効果に与える影響
【背景】保険薬局において喘息患者に対する吸入指導を医師と連携して行うことは難しい。【目的】吸入指導連絡票を用いた。医療機関と連携した保険薬局における吸入実技指導が、臨床効果に与える影響を検討 した。【方法】医療機関から吸入指導連絡票が発行された喘息患者に対し。薬剤師が吸入実技指導を実施した。吸入アドヒアラ ンス、理解度・吸入手技、臨床効果指標(ACT,%PEF)を指標とし、指導 1 、2 、3 回目に測定して、その変化を全患者および年齢層別に解析した。【結果】解析対象31名において、全ての指標値は 1 回目に比べ 2 、3回目で有意に改善した。年齢層別では、60歳未満群では一部改善しない指標値があったが60歳以上群では全ての指標値が有意に改善した。【考察】吸入指導連絡票を用いた保険薬局における吸入実技指導は、医師と薬剤師の双方向の情報連携を可能とし、喘息 コントロールを維持する上で有効である。
2020年7月20日 日経DIに「喘息バッジ運動」の記事が掲載されました。
2020年7月4日 日本薬剤師会雑誌に「3成分配合吸入剤」の論文掲載
【3成分配合吸入剤への変更が喘息病態合併慢性閉塞性肺疾患患者の臨床症状に与える影響】
慢性閉塞性肺疾患の中でも喘息合併例(ACO)では,吸入ステロイド薬/長時間作用性抗コリン薬/長時間作用性β2刺激薬の3成分を併用する。このため,これまでは2個の吸入デバイスを使用する必要があったが,最近,3成分配合の吸入剤が発売された。本研究では,2個の吸入デバイスを使用していたACO患者において,3成分配合吸入剤に変更した際の,吸入アドヒアランス,吸入手技,有害事象,臨床症状スコアおよび薬剤料について,変更前後で評価した。解析対象35名において,吸入アドヒアランスおよび臨床症状スコアは統計学的に有意に改善し,薬剤料は減少した。3成分配合吸入剤は,1個の吸入デバイスで治療を可能とし,吸入アドヒアランスを向上させるだけでなく,自覚症状やQOLの改善,さらには経済的負担の軽減にもつながり,ACO患者の吸入療法の長期管理に適している。
2019年7月 日経DIクイズ 呼吸器疾患篇に記事が掲載

Q:COPDを合併した気管支喘息

Q:シムビコートが屯用で追加された喘息患者
2017年6月 日本医療薬学会雑誌に節薬バッグの調査報告が掲載

医療費の増大は年々深刻化しており、医療費抑制を目指した残薬管理は、薬剤師にとって重要な責務である。本取り組みでは外来患者に対してブラウンバッグを用いた残薬管理と服薬アドヒアランス改善のための介入を行い、薬剤師による残薬管理や継続した服薬支援が医療費削減はもとより服薬アドヒアランスにどのような影響を与えるかについて解析した。対象患者は66例、平均年齢は71.5歳、平均服薬数は6.7剤であった。初回残薬持参日から6ヵ月の間で、1人あたりの残薬金額は8,118円であり、総残薬金額535,780円のうち、削減薬金額は313,372円(58%)、保留薬金額は90,245円(17%)、廃棄薬金額は132,163円(25%)であった。服薬アドヒアランスは介入前と比べて介入6ヵ月後に有意な改善が認められた。外来患者へのブラウンバッグを活用した残薬管理や服薬支援は、医療費削減はもとより服薬アドヒアランスの改善に有効であった。服薬アドヒアランスを改善し維持するためには、地域の薬局薬剤師が積極的に残薬管理に介入し、患者個々の状況を踏まえた継続した服薬支援が重要である。
2014年7月 日本薬剤師会雑誌に五苓散坐剤の調査報告が掲載

小児の嘔吐に対して五苓散坐剤を作成し、その有効性と安全性を検討した。五苓散の構成生薬である朮は、蒼朮と白朮の2種類がある。本調査では、白朮が配合された五苓散(以下、白朮五苓散)であるジュンコウ五苓散料○Rを使用した。対象は2013年10月~2014年3月の間に嘔吐・嘔気の症状で五苓散坐剤が処方された患者とした。症例数は62例(3.9±2.8歳)、臨床効果は有効36例(58.1%)、やや有効25例(40.3%)、無効1例(1.6%)であった。坐剤の使用本数は1本が44例(71.0%)、2本が12例(19.4%)、3本以上が6例(9.6%)であった。嘔吐時間または嘔吐回数の違いで効果に差は認められなかった。副作用は1例(発疹)であった。以上より、白朮五苓散で作成した坐剤は有効性が高く、経口投与と比べると小児でも確実に投与できることから、小児の嘔吐に対して有用であると考えられた。
2014年8月1日 メディカルミッション参加(inフィリピン)

医療ボランティアに弊社から、山本社長と石井先生が参加しました。仮設の医院、待合室です。2日間でなんと800名が受診しました。主に歯科、外科的な処置となります。

処方箋を持って、ひっきりなしに患者さんが来るので昼食は簡単に済ませます。さすがフィリピン!!朝昼晩、バナナです(^_^;)

2日間のメディカルミッションを終え、地元の方々がパーティーを開いてくれました。日本は国民皆保険でいつでもどこででも病院を受診できる制度があり、私たちもそれが当たり前のことと感じていますが、多くの国で、医師に見てもらうことができずに困っている人がたくさんいる現実を目の当たりにして少し考えさせられました。
2014年7月1日 日本薬剤師会雑誌にイナビル調査報告が掲載

ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(以下、ラニナミビル)の吸入評価と臨床効果との関連性を調査し、その有効性を検討した。対象はラニナミビルまたはオセルタミビルリン酸塩(以下、オセルタミビル)が新規投与された患者とした。評価項目は吸入評価(吸入状況、吸入時の味覚)および解熱日数とした。対象症例は145例(ラニナミビル群59例、オセルタミビル群86例)であった。ラニナミビルの吸入良好群は不良群と比較し解熱日数が有意に短縮した。吸入時の味覚の違いと解熱日数に差はなかった。ラニナミビルとオセルタミビルの解熱日数に差はなかった。以上より、ラニナミビルは一度の吸入療法で治療が完結し、オセルタミビルと同等の効果が得られるためインフルエンザ治療の第一選択薬となり得る。しかしながら、正確な吸入が必要であることから、特に小児においては患者選択および適切な吸入指導が重要である。
2014年6月1日 HbA1C、TCの血液検査をはじめました

4月の法改正を受け、薬局でも簡易な血液検査ができるようになりました。スター薬局でも6月1日から一部店舗(サンシャインスター薬局:観音寺市)において血液検査を随時受け付けています。血糖値、コレステロールなど気になっているが病院に行ってまでは…という人や、そんな時間がない人にはお手軽に測定していただけます。ご興味のある方は、ぜひご来店してください。
注意:H28/3~ 各検査:1000円(両検査する場合:1,500円)に変更となっております。
場所:スター薬局大野原店
住所:香川県観音寺市大野原町大野原4113-1
電話:0875-23-6001
担当:浦上 勇也
2014年10月28日 日経メディカルオンライン掲載(抗インフル薬研究)
2014年10月27日 第52回日本薬剤師会中国四国支部学術大会でポスター発表

10/27 学会にてポスター発表をしました。
発表者の曽根さん。多くの方に来ていただき、1時間の解説時間を休むことなくフル活用して対応しました。
多くの意見や感想をいただき、大変勉強になりました。発表者の曽根さんお疲れ様でした。
そして、ご協力いただきました先生方、ありがとうございました!(^^)!
活動報告
2020年6月12日 喘息バッジを作成しました。

喘息による咳で、周りにいる人から嫌な目で見られないよう「この咳はうつらない」ということを表示したバッジです。
大野原店は呼吸器内科の処方箋を多く扱っているため、喘息の方がたくさん来局されます。
患者さんからは、「こういう時期なので、外出時は何かと気を使うことが多い」という相談を受けていました。
そこで、実務実習にきている薬学生と、弊社スタッフが協力して作成しました。
患者さんからは、「かわいい」「これいいね」と大好評です!
ご興味のある方は、来局ください。
無料配布中です。
2020年2月2日 丸亀国際ハーフマラソンに参加して

今大会は、最高の天気に恵まれました。私自身のコンディションもよく、自己記録更新を狙う!という気持ちでスタートラインに立ちました。沿道の声援をききながら前半は楽しく走ることができました。が、若干のオーバーペースが足にきて、残り5kmは本当にしんどい道のりでしたが、途中、オリンピック金メダリストの高橋尚子さんがコース内でハイタッチをしてくれ、それが励みとなりなんとかゴールまで走り切ることができました。自己記録更新はなりませんでしたが、思い出に残る大会となりました。
2019年9月7日 おざきこどもクリニック&サンシャインスター薬局合同勉強会

毎年恒例のおざきこどもクリニックさんとの合同勉強会が、香川県有数の温泉街である琴平でありました。
日本外来小児科学会で学んだ情報を、全員で共有しました。
クリニックの皆さんはいつも勉強熱心で感心させられています。
今年は、院長の尾崎貴視先生が五十嵐正鉱賞を受賞されました。
学術の面で著明な功績をあげた先生に対して贈らる賞です。
尾崎先生、おめでとうございます。
スター薬局のメンバーもお役に立てるよう日々精進していきます!
2019年8月18日 こどもクスリ教室

令和元年8月18日(日)、今夏2回目の「こどもクスリ教室」を開催しました。
今回の教室の様子は、四国新聞(8月19日朝刊)にも取り上げていただきました。
2019年7月28日 こどもクスリ教室

令和元年7月28日(日)、毎年夏休み恒例の「こどもクスリ教室」を開催しました。
今年で6年目を迎え、今までに120名以上の子供たちが修了証を受け取りました。
今年も多くの子供たちが参加しました。
今回から、肌年齢、血管年齢、骨密度の無料の測定会をし、一緒にきているお母さん方に大変好評でした。
2019年7月21日 おもしろ科学教室

昔の薬局は、「街の科学者」だったと聞いたことがあります。どうもこの数十年で薬局のイメージは大きく変わったようです。私が薬学部を卒業した20年前は、医薬分業が進行中で、病院や医院の横に調剤薬局がどんどんできているときでした。そして、いつの間にか「薬剤師=医師に処方箋に従って調剤する人」「薬局=処方箋を持っていくところ」といったイメージが定着してました。
患者のための薬局ビジョンでは、「門前」から「かかりつけ」、そして「地域」へということで、これからは健康サポート機能が求められています。簡単に言うと、地域住民の方々から頼りにされ、気軽に健康についての相談を持ちかけられるような薬局(存在)にならなければならないということです。結果的に求められているのは昔の「街の科学者」のような存在であり、まさに原点への回帰と言えます。
今回実施した内容を一部紹介しますと、

・ヨウ素でんぷん反応:米、パン、ジャガイモなどに、ポピドンヨード(ヨウ素)を滴下し、色の変化を見て、でんぷんが含まれているかを確認する。

・シャーペン電球:シャーペンの芯をフィラメントの代わりに使い、乾電池をつないで電気を流すと明かりが灯ることを確認する。

・水と油と氷の実験:水に油を入れて分離する様子を見て、そこに氷を入れる。下に水、上に油の層に分かれ、氷は真ん中で浮かぶ様子を確認する。ガラス棒を入れると、油の層ではガラス棒が消える。光の屈折が同じなので。

・ペットボトル水族館:魚に見立てたしょうゆ入れをペットボトルの中に浮かせて、ペットボトルを握ることで浮力の変化で浮き沈みする様子を確認する。
そもそも科学とは何か?を、子供にも分かるように噛み砕いて言うと、「なんで?と考えること」なのではないでしょうか。昔の偉人たちは、「なんで?」という疑問を解いていくことで偉大な発明を残してきたのではないかと思います。小さな子供たちは何でも「なんで?どうして?」と聞いてきますよね。大人になると「当たり前」と捉えがちですが、子供たちは好奇心が旺盛なのです。だからこそ、いろいろな科学体験は、子供のころにしておくことが重要なのだと思います。

今回の科学教室を通して、子供たちの興味津々な顔、驚いた顔、そしてキラキラと輝く眼を見て、やって良かったと思いました。また、科学や実験に興味を持ち、薬局や薬剤師に親しみを持ってもらうきっかけとなったのではないかと思います。そして、将来、その中から薬剤師を目指してくれる子供たちがいることを期待したいと思います。
令和元年7月22日四国新聞朝刊
2016年12月18日 他職種研修会

第1回多職種研修会が高松の薬剤師会で開催されました。薬剤師、訪問看護師、ケアマネージャーが参加しました。これら在宅介護に携わる医療者が連携して、地域の健康サポートができるようになることが目的です。この研修会をきっかけに顔の見える連携が広まっていけばと思いました。ご講演は、福地先生(千葉県薬剤師会)がされました。実例を交えた内容、大変勉強になりました。
2016年11月9日 全社勉強会

11月9日、全社勉強会をしました。今回は、10-11月に開催された学会発表の報告をしました。弊社では、調剤、OTC、在宅などの日常業務以外に学会活動を活発に行っております。医学、薬学の領域は日進月歩で進んでおり、学会に参加することで最新情報にアップデートでき日常業務にも役立てることができます。また、弊社から新規情報を発表し、多くの方の意見をもらうのも大変勉強になります。若手薬剤師の教育としても大変貴重な機会となります。今後も引き続き、学会活動に取り組んでいきたいと考えております。
2016年8月18日 全社勉強会(セルフメディケーション)

今日は、社内勉強会を開催しました。セルフメディケーション研修ということで、健康食品、サプリメントの勉強です。
その後、錠剤監査システムと服薬支援機器のデモ機での説明会。
なかなか楽しい研修会でした。
お疲れ様でした\(^o^)/
2016年6月22日 仕事と介護の両立セミナー

より良い職場環境にしていくために、「仕事と介護の両立セミナー」を行いました。
みんな親の介護を避けて通ることはできません。
介護で離職しないように会社として対策をしていきたいと思います^_^
2016年5月20日 節薬バッグについて

節薬バッグ運動をはじめて1年近くになります。初代の緑色は大変好評でしたが、業者の事情で生産中止となりました。
そこで、二代目はスカイブルーになりました。これはこれで爽やかな色で、よく目立つので節薬バッグには最適です。
残薬でお困りの方、何の薬かわからない、使用期限がわからない等ありましたら、お近くのスター薬局へ残薬を持参ください。
勉強会・学会
2023年4月24日 第2回 スター薬局勉強会 開催 「南海トラフ地震時の薬局の役割」

第2回スター薬局勉強会では、「南海トラフ地震時の薬剤師の役割」についてディスカッションしました。南海トラフ地震は、20年以内に必ず起こると言われている一方で、私たち個人や会社として、いかに危機感を持って準備できているかについては不十分であると言わざるを得ません。
今回の勉強会を通して、災害時に必要なBCP(事業継続計画)の必要性に改めて理解が深まりました。保険薬局は、地域における医療資源として、どんな状況でも医薬品の安定供給ができる体制を求められています。そのため、災害に対する準備に早すぎることはありませんし、やりすぎることもありません。
まずは、BCPについて話し合い、災害時の備えを整えることが大切だと考えています。私たちは地域の方々に安心と信頼を与えられるような薬局運営を目指してまいります。
2023年4月14日 スター薬局 実技研修会 開催 「注射剤調整など」

今回、注射剤の調整やシュアヒューザー(加圧式医薬品注入器)の使用方法についての実技研修を行いました。具体的には、アンプルを開封することから始まり、薬液をシュアヒューザーに充填する作業を行いました。先日の社内勉強会で講義を受けたこともありますが、実際に手を動かして作業することで、理解が深まりました。講義だけではなかなか伝わりにくいことも、実際に見て行うことで理解が深まりました。
2023年3月27日 第1回 スター薬局勉強会 開催 「在宅医療の実際」

当社は、今年度からオンライン会議システムであるZoomを活用し、社内勉強会を開催することになりました。初めての開催となった第1回は、丸の内店の髙瀬先生による「在宅医療の実際」の講演が行われ、参加者からは在宅医療に関する疑問点や、注射剤の混注や麻薬の扱いについて活発な意見が出されました。今後も在宅医療に必要とされる薬剤師の育成に力を入れていきます。
2022年11月10日 第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会(千葉)ポスター発表
やまじ呼吸器内科クリニックとスター薬局大野原店の吸入指導に関する共同研究を発表しました。
保険薬局と呼吸リハビリテーションの連携した吸入手技への介入が治療効果に与える影響
スター薬局大野原店 浦上勇也(薬剤師)
COPD患者に対する理学療法士と薬局薬剤師との共同吸入指導の取り組み
やまじ呼吸器内科クリニック 溝渕裕規(理学療法士)
2022年10月10日 第55回日本薬剤師会学術大会(仙台)ポスター発表
今回、弊社からは3題のポスター発表がありました。
当薬局における吹田スコア(簡易版)を用いたリスク分類調査
スター薬局滝宮店 瀧川和広
当薬局における外来がん化学療法患者フォローアップ
~不安感による不適切なyかうざいの使用~
スター薬局滝宮店 石井慶一
配布物がかかりつけ薬剤師制度に与える影響
ーかかりつけ薬局機能を満たす群と満たさない群との比較ー
スター薬局大野原店 浦上勇也
第31回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 ポスター発表

今年のケア・リハ学会は地元、香川県でありました。
2年前から近隣の医療施設である「やまじ呼吸器内科クリニック」と共同研究を行っており、今回はその結果を報告しました。
当日は、多くの質問や意見を聞くことができ、充実した学会でした。
2021年9月19日~20日 第54回日本薬剤師会学術大会ポスター発表
https://confit.atlas.jp/guide/event/jpa54/session/PO17/category
ケア・カフェ🄬が医療介護福祉職間の地域連携に与える影響
【目的】日本の地域包括ケアを推進する上で、医療介護福祉職間の連携が求められている。しかしながら、医療介護福祉職間で情報交換する機会は少ない。医療介護福祉職間の顔の見える関係を構築するケア・カフェ🄬に取り組み、医療介護福祉職間の連携がどのように変化するかを調査した。
【方法】ケア・カフェ🄬の参加者を対象に、「医療介護福祉の地域連携尺度」を用いたアンケート調査を、ケア・カフェ🄬初回参加時と約2年後に行いそれらを比較検討した。地域連携尺度は、6個の下位尺度、26項目から構成されており、各項目は1~5点で回答され、下位尺度点数およびすべての下位尺度の合計点数で地域連携を数量的に評価するものである。また、参加者が連携の良さをどのように感じているか、周りで支援してくれる者の数を調べた。
【結果】ケア・カフェ🄬観音寺は、2018年4月から2020年2月の間に、隔月で12回開催し、アンケート調査を参加前後で回収できた36名を対象とした(薬局薬剤師12名、介護支援専門員10名、理学療法士5名、病院薬剤師3名、その他6名)。それらのうち、22名(61.1%)が3回以上参加した。尺度の合計点数、5つの下位尺度点数、良い連携と評価した人の割合、支援者の数は、最初の参加から有意に増加した。3回以上の参加者13名(36.1%)は、ケア・カフェ🄬への参加が実際の日常業務での連携につながったと回答した。
【考察】ケア・カフェ🄬は、地域における医療介護福祉職間の連携を改善するツールとして有用である。また、ケア・カフェ🄬への参加回数が多いと、医療介護福祉職間の連携が実際の仕事に結び付くなど、連携がより円滑に機能する可能性が示唆された。
2019年11月11日~12日 第29回 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会(名古屋)ポスター発表

【抄録】
吸入指導連絡票を用いた保険薬局における吸入指導が喘息患者の臨床効果に与える影響
【目的】喘息治療の長期管理の第一選択薬は吸入ステロイド薬(ICS)である。吸入手技の不良および吸入薬の吸い忘れや自己判断による減量・中止は喘息を悪化させるため、薬剤師による吸入指導は重要である。一方、保険薬局において喘息患者に対する吸入指導を医師と連携して行うことは難しい。吸入指導連絡票を用いた、医療機関と連携した保険薬局における吸入指導が、臨床効果に与える影響を検討した。
【方法】医療機関から吸入指導連絡票が発行された喘息患者に対し、薬剤師が吸入指導を実施した。吸入アドヒアランス、理解度・吸入手技および臨床効果はAsthma Control Test(ACT)とピークフロー(PEF)を指標とし、指導1、2、3回目に測定して、その変化を全患者および年齢層別に解析した。
【結果】解析対象31名において、全ての指標値は1回目に比べ2、3回目で有意に改善した。年齢層別では、60歳未満群では一部改善しない指標値があったが60歳以上群では全ての指標値が有意に改善した。
【考察】吸入指導連絡票を用いた保険薬局における継続的な吸入指導が、喘息患者の吸入アドヒアランスおよび理解度・吸入手技の改善ならびに臨床効果指標の改善につながる可能性を見出した。吸入指導連絡票は医師と薬剤師の双方向の情報連携を可能にし、喘息患者の喘息コントロールを良好に維持する上で極めて有効である。
2019年11月9日~10日 第58回 中国四国支部学術大会(高松)ポスター発表
2019年11月2日~4日 第29回 日本医療薬学会(福岡)ポスター発表
2019年8月31日~9月1日 日本外来小児科学会(福岡)ポスター発表
今回も多くの方が聴講にいらっしゃいました。
今年で5回目ですが、毎年勉強になります。
【発表内容】
【はじめに】クラリスロマイシンは幼小児に汎用される抗生剤の一つであり、その他の抗生剤と比較して強い苦味がある。平成30年8月に開催した第28回全国病児保育研究大会ワークショップ「現場で役立つ服薬支援」で実施したアンケート調査をもとに、小児領域における服薬支援の取り組みについてまとめたので報告する。
【方法】対象はワークショップの参加者35名で、「薬単剤」、「薬と薬」、「薬と飲食物」の組み合わせの計11種類の味を評価した。
【結果】クラリスDSはカルボシステインDS、ポカリスエット、服薬ゼリー(イチゴ味)と混ぜると苦味が強くなり飲みにくかった。タミフルDSは、カルボシステインDS、ポカリスエットと混ぜることで苦味が軽減、甘味が増強し飲みやすかった。クラリスDSとクラリスロマイシンDS「トーワ」を単剤で比較した場合では、クラリスロマイシンDS「トーワ」は苦味が少なく、後味も改善しており飲みやすかった。
【まとめ】クラリスDS単剤では、苦味があることから服薬のための工夫が必要であるが、他のものと混ぜることで苦味が増強することもあり注意が必要である。後発医薬品であるクラリスロマイシンDS「トーワ」は、苦味が改善されており単剤でも飲みやすかった。今後は、味の改良された後発医薬品を使用することも選択肢の一つと考えられた。タミフルDSはクラリスDSとは異なり、カルボシステインDSやポカリスエットと混ぜることで味の改善がみられた。服薬ゼリーは、味(イチゴ、チョコ)によって薬との相性が異なり、使い分けが必要である可能性が示唆された。今回のワークショップを通じて、味の改善により服用性を上げることはもとより、それ以上に服薬意欲を高める取り組みが重要であることが共有できた。
2016年4月11日 J-HOP中四国ブロック研修会

第1回J-HOP中四国ブロック研修会を開催いたしました。昨年から中四国の世話人11名でどのような研修会にするか、対象者、目的等を決め、実際に会って意見を交わすことができない為、ネット会議を重ねてきました。途中、悪天候により開催を延期するというハプニングもありましたが、(定員170名)満席状態で開催することができました。研修が終わった後全員で写真を撮りましたが、みんな良い顏してます。何か掴んでくれたかな?帰り際に「楽しかったよ」「とても良かった」「来てよかった」「またお願いします」など沢山の暖かい言葉を頂きました。...講師を務めた世話人も自分たちの良さを十分発揮し最高の出来だったと思います。ほんと凄かった!素晴らしいメンバーに恵まれたことに感謝してます。取りあえず無事研修会を終えホッとしました。
中四国ブロック長 山本和幸より
2015年11月22日 第48回日本薬剤師会学術大会 発表

日本薬剤師会学術総会のため鹿児島に行ってきました。当社からは2題のポスター発表をしました。香川県から鹿児島までは、マリンライナーと新幹線を乗り継いで5時間程度で行くことができます。ポスター会場は多くの人で賑わっており、当社のポスターにもたくさんの聴衆がいらっしゃいました。大変勉強になった2日間でした。

空いている時間で、桜島に行ってきました。鹿児島市内からフェリーに乗って15分、世界有数の活火山である桜島に到着。バスで周遊できるのですが、4合目まで行くことができます。目の前に煙が立ち上がっている桜島は本当に迫力がありました。もちろん、美味しい料理とお酒も少しだけ堪能しました。来年は、名古屋です。来年に向かって頑張っていきます。
2015年10月31日 第54回日本薬剤師会中国四国学術大会 発表

10月31日ー11月1日、学会で高知に行ってきました。弊社からは2題のポスター発表をしました。後発品関連と家庭血圧の測定方法についての発表です。

後発品関連の演題は、病院薬剤師からも興味深い内容だったようでたくさんの質問をいただきました。

過密スケジュールで残念ながら観光はできませんでしたが、日本3大がっかり名所の「はりまや橋」でがっかりしてから、近くの居酒屋で名物カツオの塩たたきを堪能しました。次は11月22日の日本薬剤師会総会での発表があります。それまでデーターを修正してよりよい発表につなげていきます。
2015年10月3日 学会誌に掲載(小児の嘔吐に対する五苓散坐剤の効果)

小児の嘔吐に対して五苓散坐剤を作成し、その有効性と安全性を検討した。五苓散の構成生薬である朮は、蒼朮と白朮の2種類がある。本調査では、白朮が配合された五苓散(以下、白朮五苓散)であるジュンコウ五苓散料Rを使用した。対象は2013年10月~2014年3月の間に嘔吐・嘔気の症状で五苓散坐剤が処方された患者とした。症例数は62例(3.9±2.8歳)、臨床効果は有効36例(58.1%)、やや有効25例(40.3%)、無効1例(1.6%)であった。坐剤の使用本数は1本が44例(71.0%)、2本が12例(19.4%)、3本以上が6例(9.6%)であった。嘔吐時間または嘔吐回数の違いで効果に差は認められなかった。副作用は1例(発疹)であった。以上より、白朮五苓散で作成した坐剤は有効性が高く、経口投与と比べると小児でも確実に投与できることから、小児の嘔吐に対して有用であると考えられた。
2015年8月22日 日本外来小児科学会発表

日本外来小児科学会の発表のため、仙台に行ってきました。

小児の嘔吐に対する五苓散坐剤の効果について報告しました。口頭講演の会場は立ち見ができるほど、多くの方が聴きに来てくださいました。ポスター会場でも写真を撮って帰る方が多く、興味深い報告ができたと思います。

仙台にゆっくり滞在したのは初めてですが、住みやすそうないい町でした。もちろん、食事もおいしく牛タンはもちろんですが、海鮮も美味しかったですよ。また仙台に行きたいですね。